最後まで本業不明「この人何やってるんだろう?」
ツマさんはギュウゾウさんのエフエム栃木のレギュラー番組「ギュウゾウとPinokkoの雷ヘッドライナー」の放送作家でもあったが、本業は何なのか、どうやって生計を立てているのかはアイドルファンの間でも最後まで謎のままだった。
「毎日のようにあらゆる現場に顔を出していた人で、『この人なにやってるんだろう?どうやって生活してるんだろう?』と不思議がられていたと思います。だから彼の職業についてはいろんな真偽不明の噂もありましたが、最後まで分からずじまいで。
エキセントリックな人で腹が立つこともありましたけど、ライブアイドル界の歴史に残るオタクでした。訃報が公になってから、彼のために献杯しようと新宿BLAZE前でのべ100人以上のオタクが集まってくれて。今でもまだ受け止めきれていないところはあります」
取材中にもツマさんを思い出して涙ぐんでしまったというギュウゾウさん。栃木で大きなアイドルフェスを開催したいというギュウゾウさんの目標が実現する前にツマさんはこの世を去ってしまったが、「ギュウ農フェスでのアイデアを聞いていても、広い目でアイドル文化を見ていた人だったのかなと。フェスに映画と動いているプロジェクトは続けますし、ツマさん流のこだわりは忘れないでいたいです」と、故人の遺志を忘れず前を向いている。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)