「企画時より胴体と足が離れた表現は必ず再現したく思っておりました」
取材に対しバンダイの商品開発担当者は26日、当初はクリアパーツで胴体を浮かせることも検討していたと明かす。しかし「この表現がキャラクターとして印象的な部分と感じておりましたので、企画時より胴体と足が離れた表現は必ず再現したく思っておりました」と振り返る。
「企画検討時に有識者の方と相談し、簡単に絵を描きながら胴体と足を離すなら手を付けるしかない・・となりました。過去商品の展開実績からもこれならば量産対応、製品化も可能という判断に至りましたので、ご協力いただける方々の知見、ノウハウのおかげで仕様決定の判断が出来たかと思います」
商品は、バンダイのガシャポンシリーズ「ならぶんです。」から発売された。たくさん集めて並べることを楽しむシリーズで、「eBASEBALLパワフルプロ野球」の選手たちが整列する様子が合いそうだということから、企画提案を行ったのだという。
商品を紹介する思想肉さんのツイートは26日16時までに、約1万4000件のリツイート、約11万6000件の「いいね」を超える大きな反響を呼んだ。ファンの間では、「その手があったかぁ~(手だけに)」「並々ならぬ信念を感じるわ...」「考えた人天才」などと驚く声が広がっている。
こうした声を、担当者は「商品化にあたって必須でこだわった箇所でしたので多くの方に共感をいただけて大変うれしく思います」と受け止めた。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)
パワプロくんのガチャ“浮いてる足”をこう表現するとは…
— 思想肉 (@idea_meat) May 22, 2022
発想の勝利すぎる。 pic.twitter.com/42AoHu1CpA