「ドキュメンタリーはね~。今はちょっとやれる自信はないですけれども...」
母親は22年1月に死去。生前、父親と同じ平壌に埋葬されることを望んでおり、遺骨の輸送が課題だ。コロナ禍で北朝鮮とは人の往来は途絶え、郵便も届かない状態。訃報はかろうじて電報で伝えることができたという。埋葬までの様子をドキュメンタリーにする計画を問われたヤン氏は「計画はないんですが...」と応じ、
「どうやって平壌に届けるかというのは考えています。誰か預けられる人がいるかなぁ、と言うのを考えています」
「ドキュメンタリーはね~。今はちょっとやれる自信はないですけれども...」
と続けた。同席していた荒井さんが
「ドキュメンタリー映画も劇映画も含めて、ヤン監督が作る作品、全力で応援したいと思います」
と励ますと、会場から拍手が起こっていた。
ヤン氏は「やっと、新しいスタートラインに立てたような感じです」とも。今後については
「自分の体験や、家族の話や、他人の話や想像...全部混ぜて、劇映画をつくりたいと思っています」
と話していた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)