プロ野球日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)が2022年5月26日にインスタグラムを更新し、同日のヤクルト戦で延長10回に登板した北山亘基投手(23)の男泣きに言及した。日ハムは延長10回9-6で勝利した。
北山は4点リードの10回に6番手としてマウンドに上がった。1死後、荒木貴裕内野手(34)に2塁打を許し、四球などで2死1、3塁のピンチを迎えた。ここで塩見泰隆外野手(28)にタイムリーを許し1点を失った。
「今のファイターズの選手達全員いつもこの涙を持ってます!!」
なおもピンチは続き、2死1、3塁で打席に迎えたのは、前日サヨナラ3ランを浴びた山崎晃大朗外野手(28)。一発が出れば同点の場面で北山はストレートで真っ向勝負を挑み、センターフライに打ち取った。
北山にとってこの日のマウンドは「3度目の正直」だった。ヤクルト3連戦の初戦、第2戦にリリーフとして登板し、いずれもサヨナラ本塁打を浴びた。初戦は1-1で迎えた延長11回に村上宗隆内野手(22)に2ランを浴び、第2戦は山崎に3ラン。2夜連続で救援に失敗した。
新庄監督はインスタグラムに北山が涙ぐむ画像を添付し、「今日の最後も北山君以外考えてなかった」と北山に全幅の信頼を寄せていたことを明かし、「今のファイターズの選手達全員いつもこの涙を持ってます!!」とのコメントを投稿した。
スポーツ紙などの報道によると、2夜連続のサヨナラ負けからの劇的勝利に興奮気味の新庄監督は「あしたちょっと心臓のクリニックに行ってくる」などとおどけ、勝利の余韻に浸ったという。
新庄監督のインスタグラムにはファンから「私達も泣きながら応援しましたよ」「北山選手の活躍に感動しました」「北山選手カッコイイ涙ですねぇ」「もらい泣き、素晴らしいチームです」などのコメントが寄せられた。