2022年5月26日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、長女・良子(川口春奈さん)にフラれた金吾(渡辺大知さん)の言動が称賛を集めている。
顔合わせ中に大事件が発生
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映されている今作。1964年、まだアメリカ統治下だった本島北部「やんばる地域」を舞台に、比嘉暢子(黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す物語。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。
※以下、ネタバレを含みます。
金吾といえば、蝶ネクタイにサスペンダー姿が特徴的な製糖工場の息子。4月26日の放送では良子へハイビスカスの花束を持参し、「君へのラブを表す情熱の色」「人生で大切なのはラブとそしてピース。ピースピース!」と叫ぶなど、いつも良子を辟易とさせていた。
しかし良子は、経済的な理由から金吾からの一途で熱烈なアタックを受け入れ、学生時代から好意を抱いている石川(山田裕貴さん)への思いを断ち切ることを決意。後日、比嘉家で金吾の両親を交えた顔合わせが行われ、金吾が良子に婚約指輪をはめようとした瞬間、そこに石川が乱入してくる。
「良子さんを! 必ず! 幸せにしてください!」
石川は良子のことが諦められないといった様子で「結婚したいんです!」幸せにします。必ず幸せにしてみせます!」と宣言。「良子、俺と結婚してくれ」とプロポーズをするが、石川の気持ちを初めてきちんと聞いた良子は「ぽってかす。なんで今さら... もう遅い」と動揺する。
しかし、やはり石川への気持ちを再確認したようで、金吾に向かって「ごめんなさい。あなたと結婚することはできません」「私は石川博夫さんと結婚します」と破談を言い渡す。
気持ちが通じ合い、公衆の面前でハグをする良子と石川。金吾は石川にずかずかと近づくと、真剣な表情で「良子さんを! 良子さんを! 必ず! 幸せにしてください!」と力強く懇願。精一杯の笑みを浮かべて「お願いします」と言い、その場から立ち去るのだった。
金吾が最後に見せた笑顔に対し、視聴者からは
「ピース金吾は引き際もちゃんと分かっててほんとただの良い陽キャだったな」
「喜納金吾の株が爆上がり。 めっちゃ良い男じゃない!あんな目に遭ってなかなかあんな風には言えない。本当に良子を想っているということ」
「幸せにするってちゃんと想いを伝えてくれるところもさながら、最後の引き際もかっこいい あと馬鹿みたいに明るいとこもいい」
「金吾の真剣な表情からの笑顔に泣いてしまった。 金吾には金吾に合う女性が必ず現れてほしい。 明日から金吾の『ピース!』が聞けないかと思うと寂しいよ...」
などと大きな反響が。そのほか、他の主要キャラクターを引き合いに、「このドラマで一番まともな人かも」「唯一のまともな人だった」といった声まで出ていた。