「商品などの弁済についてもお話を進めているところです」
別の出展者が配送中にガラス作品などが壊れたとした件についても、佐川急便では、「事故については事実です」と認め、次のように述べた。
「普段より荷物の取り扱いには十分留意しておりますが、イベントの特性に合わせた配慮が不足しておりました。今後は細心の注意を払い真摯に対応させていただきます。お客さまにはお詫び申し上げて、商品などの弁済についてもお話を進めているところですので、対応の詳細については控えさせていただきます」
配送を頼んだ人に不十分な梱包があったのかについては、「回答は控えさせていただきます」とした。そのうえで、一般論として、荷物の取り扱いについては、こうコメントした。
「当社では、お客さまからお預かりしたお荷物を、いち早くお届け先に輸送するために高速のベルトコンベアや自動仕分け機を活用し、大型トラックに混載して輸送しています。荷物のお取り扱いには十分注意していますが、壊れやすいものは輸送時の負荷に耐えられるよう内容品に応じた梱包を推奨しています」
佐川急便では、荷物の梱包について、「輸送用梱包ガイドライン」を公式サイトに掲載している。それを見ると、ビン、中古家電、精密機器、食品、化粧箱、簡易梱包、衣装ケース、ホイール付きタイヤや複数個一梱包などについても、破損やすり傷を防ぐための梱包方法をそれぞれ動画と写真で紹介している。そのうえで、「輸送事故防止にお客さまのご理解とご協力をお願いします」と呼びかけていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)