人気作品「HUNTER×HUNTER」で知られる漫画家の冨樫義博さんが、公式ツイッターを開設したことが分かった。
作品を発行する集英社が取材に認めた。冨樫さんは、漫画を描いていることを写真などでほのめかしたが、長期休載している「HUNTER×HUNTER」は、どうなるのだろうか。
「主に原稿の進捗状況をお伝えしていきます」
「ハンタが動く!!」「ついに...ついに再開か」「嬉しすぎる」
冨樫さんが公式ツイッターを開設したとの情報が、2022年5月24日に流れると、ネット上では、こんな歓迎の声が相次いだ。
このアカウントでは、公式だとうたい、プロフィール欄には、「主に原稿の進捗状況をお伝えしていきます」と書かれていた。
「とりあえずあと4話」
この日には、こんな一言が書かれ、描きかけた漫画の原稿の一部のような写真が載せられた。
翌25日には、森の中の木を描いた原稿らしき写真も投稿された。
代表作「HUNTER×HUNTER」は、週刊少年ジャンプで長期連載されていたが、最近は、度々休載となっていた。2018年11月からは、長期休載になっており、ファンからは再開を待ち望む声が出ていた。
この騒ぎに、冨樫さんの関係者も反応し、人気漫画「ワンパンマン」の作画担当をしている村田雄介さんも、「ご本人とのことでした」とツイートした。冨樫さんのアシスタントをしている井上コウセイさんも、「確認したw本物だよw」とツイッターで報告し、「頑張るモチベーションにきっとなる」との見方を示した。
「連載再開の時期は未定。その際は少年ジャンプの誌上で発表」
冨樫さんのアカウント開設情報の反響は大きく、25日昼過ぎまでに140万人以上がフォローした。
少年ジャンプを発行する集英社の広報部は5月25日、「ご本人のツイッターアカウントだと聞いています」とJ-CASTニュースの取材に答えた。
ツイートの意味やアカウントを開設した理由については、こう述べた。
「アカウントは、うちでは管理しておらず、作家個人のものです。お答えする立場にはなく、差し控えさせていただきます」
ファンから期待が高まっている「HUNTER×HUNTER」の連載再開については、「その時期は、未定です。再開するときは、少年ジャンプの誌上で発表します」と説明した。度々休載している理由についても、「個別の事情につきましては、お答えしかねます」と話した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)