松野官房長官「座席の配置や動線等を工夫してソーシャルディスタンスを確保」
松野博一官房長官は23日午後の記者会見で、一連の行事でのマスク着用の基準を問われ、次のように答弁している。
「今般の日米首脳会談では会談の参加者のコロナ陰性を事前に確認するよう求めたほか、各行事の出席者を必要最小限に抑えるとともに座席の配置や動線等を工夫してソーシャルディスタンスを確保するなどの措置を講じて実施した。これらの措置を総合的に勘案し、ご指摘の行事(日米首脳会談)では両首脳のマスク着用は不要と判断したところだ」
天皇陛下が国家元首と会見するのは、天皇陛下が公務を行う皇居・宮殿が会場になることが多く、19年5月にトランプ大統領(当時)夫妻が来日した際は、宮殿の「竹の間」で行われた。今回の会見は両陛下のお住まいにあたる御所の「小広間」で行われた。拉致被害者家族との面会は、首脳会談に比べて参加者が多く、参加者間の距離も近かった。こういった環境の違いがマスク着用に影響した可能性もありそうだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)