DMM、「葬儀事業」から撤退へ 全面リニューアルからわずか半年...背景に競争激化

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葬祭市場は縮小トレンドに?

   DMMファイナンシャルサービスの発表によれば、競争の激化により事業環境の厳しさが増し、5月末でDMMのお葬式全サービスを終了する。すでに新規受付は終了している。「突然のお知らせとなり、ご利用のお客様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。

   ネット葬儀サービスは、イオングループ(イオンのお葬式)やユニクエスト(小さなお葬式)、よりそう(よりそうお葬式)などが展開している。

   矢野経済研究所の調査によれば、2020年の葬祭市場は1兆5060億円(前年比83.1%)と推計する。新型コロナウイルスの感染拡大で葬儀の小規模化と単価下落が響いたという。

   2021年は1兆6179億円、2030年は1兆6959億円と伸長の見込みとするも、高水準だった19年の1兆8132億円までには回復せず、「死亡者数は今後増加していく見込みではあるものの、上回るペースで葬儀単価が下落していくことによって、金額ベースでみた市場規模は縮小トレンドに転じていくと可能性が高いと考える」(原文ママ)と分析する。

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