10代後半の時の方が「歌詞が尖ってた」
――これまでのシングル曲は全てご自身で作詞されていますが、歌詞はどのような時に浮かびますか。仕事中、もしくは私生活の中ででしょうか。
安斉:割とどちらもあって、思いついたらすぐにiPhoneにメモします。作詞の方法としては、まず楽曲を決めて、曲調に合うフレーズを手繰り寄せて、伝えたいことを固めていく感じです。
――4thシングルの「FAKE NEWS REVOLUTION」についてお聞きします。この曲ではSNSユーザーの心の闇が描かれているように感じたのですが、実際、どのようなコンセプトで書かれたのでしょうか。
安斉:10代後半に書いたものなんですが、この時の方が「歌詞が尖ってたな」って思います。その年代って、正直、怖いものなんてないじゃないですか。なので、若いながらの「言いたい放題感」が出せたというのはあると思います。楽曲の中ではSNSを、あたかも「諸悪の根源」みたいな感じで書いてしまってますが、改めて、言葉の使い方が尖ってたなと(笑)。
――ちなみに、SNSの闇を描くことが出来たということは、やはり、高校時代はSNSはやっていらっしゃった?
安斉:「見る専用」のアカウントはありましたけど、投稿はしてませんでした。でも、見てはいたので、その際に感じたSNSの闇を歌詞にしました。
――「FAKE NEWS REVOLUTION」までは8cmシングルの無料配布キャンペーンが行われていましたが、8cmCDはキャンペーン以前には見たことはありましたか?
安斉:まず、存在を知らなかったです。そして、初めて見た際の感想は「ちっちゃくて可愛い!」でした。