サッカープレミアリーグのトッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミン(孫興民、29)が、アジア人初の同リーグ得点王に輝いた。
トッテナムは2022年5月22日(日本時間23日)、同リーグ最終節でノリッジと対戦し5-0で大勝した。先発出場したソンは後半25分と30分にゴールを決め、今季リーグ戦のゴール数を23としリバプールFWモハメド・サラー(エジプト、29)と並んで得点王のタイトルを獲得した。
日本メディアが興奮を共有
アウエーで大勝したトッテナムはチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のリーグ4位でフィニッシュした。
アジア人初の快挙を成し遂げたソンの活躍に地元韓国が沸いた。地元主要メディアがソンのタイトル獲得を大々的に速報し、各メディアが複数の特集記事を組んだ。
朝鮮日報(WEB版)は試合終了直後に「日本も感激 『ヨーロッパ5大リーグでついにアジア人キングが誕生した』」などのタイトルで記事を公開した。
記事ではソンの快挙を伝えた日本の専門メディアがタイトル獲得の興奮を共有し、日本のファンはソンを羨ましく思い、同時に同じアジア人として誇りに感じたと伝えた。
「中国も認めた」報道も
東亜日報(WEB版)は、ソンへの賛辞は現地メディアはもちろん、ライバルと認識される日本でも賛辞が送られたとし、日本最大のポータルサイトYahoo Japan!はソンの得点王をメインニュースで伝え、インターネットユーザーは熱狂的な反応を示したと報じた。
また、地元メディア「OSEN」(WEB版)は、普段ソンに好意的でなかった中国メディアも今回だけは例外だとし、中国メディアがソンの快挙を称賛したことを伝え「中国も認めた」と報じた。
そして前出の朝鮮日報は、別の記事の中で得点王に輝いたソンとサラー両者の得点内容に言及。ソンの今季23得点は全てがフィールドゴールで、これに対してサラーは23得点のうち5得点がPKによるものだったと伝えた。
韓国メディアによると、ソンは念願のタイトル獲得に「幼い頃から夢見ていたことだが、現実に成し遂げることが出来てもまだ信じられない」などと語ったという。