「特定の企業や個人が独占すべき文字列ではない」
ニコニコ動画においては、今回の騒動をめぐって動画投稿者が動画削除やアカウント停止・収益化剥奪などのペナルティを受けることはないとしている。また、
「ほとんどの動画は当該商標権の効力が及ぶ範囲にないと考えておりますし、万が一、当該商標権の効力が及ぶ動画が存在する場合でも、まずは動画タイトルや記載内容の変更を投稿者に打診するなどの対応を行います」
という。「他のサービスについては申し上げる立場にございませんが、そのような事態が起きないことを強く願っております」ともいう。
「ゆっくり茶番劇」という文字が商標登録されたことに関しては、
「そもそも『ゆっくり茶番劇』は動画のジャンルやカテゴリー、動画の内容を示す表示として広く一般に使用されている文字列であるという認識であり、特定の企業や個人が独占すべき文字列ではない、と考えます」
とし、下記のように詳細を述べている。
「商標が登録された2022年2月時点においても、『ゆっくり茶番劇』という文字列は、動画のジャンル・カテゴリーの表示として利用されるケースが大半だったと認識しています。そうした状況を考慮しても、商標として登録され、特定の企業や個人が独占することが不適切な表示であると考えています」