サントリー食品インターナショナル(東京都港区)の缶コーヒー「BOSS」とCygames(東京都渋谷区)が運営する育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のコラボキャンペーンサイトに掲載されている1万字超の「BOSS担当者の想い」が、SNS上で「怪文書」「ウマ娘愛がすげぇ...」などと話題になっている。
J-CASTニュースの取材に対し、広報を通じて回答したBOSS担当者は、執筆に1週間程度かけたという長文について「たぎるような気持ちで書いていました」と振り返った。
「思ったより全文が長くなってしまいました」
サントリー食品インターナショナルは2022年5月16日、「BOSS」と「ウマ娘」のコラボキャンペーンを同日に開始すると発表し、同日9時にキャンペーンサイトを公開した。実在する競走馬を擬人化した「ウマ娘」がトレーニング中に身に着けているトレセン学園ジャージのデザインをベースに開発したオリジナル仕様の「ボスジャン」が10人に当たるという。
この時点でサイトには「BOSS担当者の想い」の一部のみが掲載されていたが、5月17日夕方には全文が掲載された。開発担当者が1万字超えの長文を書いており、冒頭は「突然ですが、僕はウマ娘が大好きだ」から始まる。競馬が趣味だった担当者が、ウマ娘の広告を見て実際にゲームをプレイし、「まさか自分がここまでウマ娘にハマるとは正直思っておらず、こんな感情は初めてだ」とつづった。
ウマ娘に魅了される理由については、「競馬へのリスペクト」「ストーリーが神っていること」「ゲームを構築している技術の高さ」「色々な楽しみ方ができる」などの観点から語っており、担当者がゲームをプレイする中で体験したこともつづられている。
ウマ娘と仕事を両立する生活を送る中で、「ウマ娘へのこの情熱を、自分の仕事に繋げることができないか」と考えたという。「BOSSは『働く人の相棒』として長年、沢山の方に愛飲されてきた。働く人。それは全力で走っている人。つまり実質ウマ娘じゃないか??」と気が付き、上司に反対される覚悟でプレゼンを行い、最初は否定的だった上司を何とか説得したと書かれている。
コラボ企画のコンテンツについて説明し、最後に「今となってはウマ娘を育成しない生活や、ウマ娘のことを考えない生活など、自分でも想像できません」とつづり、「ウマ娘、ありがとう!!!ウマ娘、大好きだ!!!!!ウマ娘よ、これからも永遠に!!!!!!!!」と叫び、「担当者が個人的に好きすぎて 今年のBOSSはウマ娘とコラボ!」という文章で締めくくられている。
BOSS担当者「溢れる思いが止まらなくなり...」
この全文に対し、ツイッターでは「全文を画像1枚にまとめてみたらとんでもない量だった」「ウマ娘コラボでBOSS担当者が怪文書を」といった驚きの声が上がるなど話題を呼んだ。「ウマ娘愛がすげぇ...」「担当者さまの愛が溢れています」といった温かい声も上がっている。
J-CASTニュースが19日、サントリー食品インターナショナルを取材したところ、広報を通じて前出の長文を掲載した担当者本人が回答を寄せ、「溢れる思いが止まらなくなり、結果的に10000字を超えてしまいました」と答えた。この文章を書いている間は「競馬、ウマ娘との出会いを振り返り、たぎるような気持ちで書いていました」とし、「執筆期間は一週間程度」だったという。ネットの反響に対しては「ウマ娘をプレイするトレーナーの皆様からも温かい声を頂き、非常に嬉しく思います。今後もウマ娘とBOSSを応援していただければ幸いです」と答えている。