「与党が必要なことをちゃんと言わないので、我々がケツを叩いている」
玉木雄一郎代表は記者会見で、「より安全性の高い技術が出ており、技術の維持確保という観点」から、SMRへのリプレースが必要だと説明した。ただ、政府が21年に決めた「第6次エネルギー基本計画」にリプレースは盛り込まれておらず、政府・与党よりも踏み込んだとの見方もできる。
記者の「『与党寄り』という文脈だとも捉えられかねない」という指摘には、玉木氏は「与党が必要なことをちゃんと言わないので、我々がケツを叩いているというぐらいの感じだと思いますね」。リプレースが必要な理由として(1)老朽化したものを使い続けるのは問題があり、より安全なものがあればリプレースした方がいいのは当然(2)技術力や人材を維持していくことが必要、という2点を挙げた。
その上で、リプレースが必要な理由を次のように主張した。
「新増設はしないという原則は維持しているが、今あるものをより安全なものにリプレースしていくことは、さすがに政治判断で決めていかないと...。誰も判断しないということでは、もう毎日毎日毎年、技術と人が流出していくというのは国益に反すると思うので、今回明確に提案させていただいた」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)