プロ野球楽天の元監督で阪神OBの田尾安志氏(68)が2022年5月19日にユーチューブチャンネルを更新し、同日に神宮球場で行われた阪神対ヤクルト戦を振り返り阪神の守備に苦言を呈した。
「ちょっと寂しいなというようなエラーでした」
試合は阪神が5回に1点を先制され7回に2失点。先発ガンケル投手(30)が6回4安打1失点と試合を作るも打線がわずか4安打と振るわず0-3の完封負けを喫した。
この日阪神は3つの失策を記録。初回2死1、2塁からショート中野拓夢(25)が中村悠平捕手(31)のゴロをファンブルし2死満塁とピンチを広げた。ガンケルが後続を打ち取り失点はなかったものの先制点につながりかねない失策だった。
7回には3塁手・佐藤輝明(23)が2死1塁の場面でセーフティーバントを処理した際、1塁への送球が大きくそれワンバウンドに。球がファウルグラウンドを転々とする間に1塁走者がホームに生還。佐藤は8回にも1塁へ悪送球し、この日2つ目の失策を記録した。
田尾氏は、初回の中野の失策に関して「なんてことのないショートゴロ。普通のイージーゴロを中野がファンブルしてエラー。ちょっと寂しいなというようなエラーでした」と振り返った。
また、佐藤の失策については「同じ悪送球を2つしてしまった。これは気になりました」とし、「今までの佐藤選手の印象はとにかくサードの守備がうまい。送球も安定している。そういう印象が強かったが、この2つの送球ミスはちょっと今後に響くのかなという気がしました」との見解を示した。
「ロースコアの戦いになった時にはこういうエラーが命取りに」
さらに「この3つのエラーはプロとしてお恥ずかしいエラーですよ」と続け、「これはなんとかなくさないといけません。投手陣が安定したピッチングを続けている。それでバックが足を引っ張ってしまうというのはやってはいけない」と苦言を呈した。
阪神は4年連続でリーグワーストの失策を記録しており、守備の強化が大きな課題となっていた。この日は守備の乱れからの失点でゲームを落とす手痛い黒星となった。
田尾氏は「ロースコアの戦いになった時にはこういうエラーが命取りになってしまうケースがよくある」と指摘し、「これを少しでも解消していくのは練習しかないという気持ちで普段の練習からしっかりと取り組んでもらいたい」と選手らに呼び掛けた。
チームは20日から本拠地・甲子園球場で巨人との伝統の一戦に臨む。
/#山崎晃大朗 の小技が光る?
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 19, 2022
スワローズに追加点
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セーフティースクイズが相手のミスを誘う
?#プロ野球(2022/5/19)
??ヤクルト×阪神
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