「天心vs武尊」世紀の一戦の行方は ボクシング元世界王者が予想...「神童」には一抹の不安も

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   プロボクシングの元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二氏(50)が2022年5月16日にユーチューブチャンネルを更新し、K-1の3階級王者・武尊(30)とのビッグマッチを控えたキック界の「神童」那須川天心(23)にゲキを飛ばした。

  • 竹原慎二氏(写真:中井幹雄/アフロ)
    竹原慎二氏(写真:中井幹雄/アフロ)
  • 竹原慎二氏(写真:中井幹雄/アフロ)

「3ラウンドしかないからやっぱり武尊」

   RISE世界フェザー級王者・那須川は、6月19日に東京ドームで開催される「THE MATCH 2022」でK―1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊と対戦する。

   試合は3分3ラウンド、延長1ラウンドで行われ契約体重は58キロ。計量は前日に行われ、試合当日の体重戻しは4キロまでとなっており、ワンキャッチワンアタックありのキックボクシングルールで行われる。

   那須川はキックボクシングでデビュー以来41戦全勝(28KO)の驚異的な戦績を残しており、武尊戦を最後にボクシングへの転向を表明している。

   竹原氏は両者の対戦にあたり体重差を指摘し、体重で上回る武尊を有利とみる。

「5キロ違うといえばボクシングであれば、軽量級であれば3階級違う。有利は絶対武尊君有利。ただ試合の時に62キロまでしか増やしちゃいけないというので天心が割りとそこで段々(体重が)近付いてくるけど3ラウンドしかないからやっぱり武尊でしょう」

「無敗のまま世界チャンピオンになってほしい」

   そして試合後にボクシング転向を表明している那須川に言及した。

「ボクシングに来るんでしょ。無敗のまま来ないとダメだよ。逆にこれで負けるんだったらボクシング界に来るな。そんな気持ちで戦ってもらいたい。無敗のまま来て、無敗のまま世界チャンピオンになってほしい人間だから」

   また、竹原氏は18年大みそかに開催された「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)に出場した那須川が、プロボクシングの世界5階級制覇フロイド・メイウェザーJr(米国)との非公式戦で3度のダウンを奪われTKO負けしたことを指摘し、那須川の打たれ強さに疑問符を付けた。

   竹原氏は「武尊君がKO勝ちする確率が高いと思うけど天心に勝ってもらいたい」と期待を寄せるも「ただメイウェザーに倒されたあの姿を見てるから。どこまで打たれ強いのか」と不安視した。

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