レアード退場させた白井球審は「全然悪くない」 高木豊氏「あれでイチャモンつけたら野球にならない」

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   プロ野球横浜ベイスターズ、日ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(63)が2022年5月16日にユーチューブチャンネルを更新し、審判とのトラブルが続くロッテについて私見を述べた。

  • ブランドン・レアード選手(写真:AP/アフロ)
    ブランドン・レアード選手(写真:AP/アフロ)
  • ブランドン・レアード選手(写真:AP/アフロ)

「白井審判員、ロッテとの相性が悪いというのはある」

   動画は「『ブチギレ退場』白井球審とロッテの遺恨の解決策はこれしかない!」とのタイトルで公開され、高木氏が現役時代の経験を交えながらロッテと審判のトラブルについて解説した。

   高木氏は冒頭で「白井審判員、ロッテとの相性が悪いというのはある。勝手に周りがそう見ちゃう。佐々木朗希の話から」と述べ、5月15日のオリックス戦でブランドン・レアード内野手(34)が白井一行球審に暴言を吐いて退場処分になったことに言及した。

   15日の試合では、2回先頭打者のレアードがカウント0-2からの3球目を見送り、これがストライク判定となり三振を喫した。レアードは判定を不服とし白井球審に暴言を吐いたとして退場処分となった。

   高木氏は「あれを映像で見ると、あれはストライクでしょうがないかなという風に俺も思う。あれでイチャモンつけてたら野球にならない」とばっさり切り捨て、14日のオリックス戦で審判に対する侮辱行為で試合終了後に退場処分になった井口資仁監督(47)にも言及した。

   問題のシーンはロッテ1点ビハインドの9回。2死1、2塁の場面で8番エチェバリア内野手(33)に打席が回ってきた。エチェバリアはフルカウントからの7球目を見逃し、これがストライク判定となりゲームセット。井口監督はベンチから飛び出し福家英登球審に詰め寄り猛抗議し、この中で侮辱的発言があったとして退場処分を受けた。

「ちょっとロッテはイライラしているな」

   高木氏は「井口監督はベンチから横目で見ているから、横のラインで見てるから高低は分かる。その時、ちょっと低かったと思う。あれでゲームセットだからちょっと待てよって。満塁になったじゃないかというジレンマとエチェバリアを擁護するために井口監督は言ったと思う。その話がエスカレートして退場になったと思う。ちょっとロッテはイライラしているな。全体的にチームが」との見解を示した。

   そして改めて15日の白井球審の判断について「白井球審は全然悪くないと思うし、しかるべき態度を、毅然たる態度を取ったということで何とも思わなかった」と指摘し、「話の繋がりが白井球審のイメージを悪くすると遺恨が残る。ロッテと白井審判員の」などと語った。

   ロッテと白井球審を巡っては、4月24日のオリックス戦の2回に白井球審がロッテ佐々木朗希投手(20)に詰め寄り物議をかもした。白井球審は試合後、マウンドに向かった理由などに関して明言を避けたため真相は明らかになっていない。

   なお、日本野球機構(NPB)は16日に井口監督とレアードに対してそれぞれ「厳重注意」と「制裁金10万円」を科すことを発表した。

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