遮断機によじ登り...危険すぎる「迷惑撮り鉄」の所業 運転士は公開説教、警察出動の騒ぎに

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東急「対応に非常に苦慮している」

「今回の事象では、踏切障害物検知装置の動作によるもので、非常ボタンは押されておりません。特殊信号発光機動作にて、当該踏切の約15m手前で停車しました。列車停止後、担当乗務員は、乗務員室より顔を出し、公衆に対し踏切道外に出るよう注意させていただきました。なお、距離が遠かったので、大きな声で注意いたしました」

   この電車は、回送列車だったため、通常の運行への影響はなかったとした。目黒線と相互直通運転をしている東京メトロの車両だったが、普段と違う運用で走行していたため、これが珍しいと鉄道ファンが集まったと推測されるという。

「当社では電車を撮影の際にはフラッシュの使用や列車への接近など、安全確認の妨げとなる場合は注意喚起をいたしております。また、撮影時のマナーについてお願いをしておりますが、マナーに関してはお客さまのモラルに頼らざるを得ず、当社と致しましてもその対応に非常に苦慮しているところでございます。今後も撮影ルールを守り、安全に撮影をいただけますと幸いです」

   今回の件について、神奈川県警の中原署は5月16日、取材に対し、投稿者が撮影したのとほぼ同じ時間に、遮断機よじ登りについて目撃者から110番通報を受け、警察官が現場に出動したことを明らかにした。

   よじ登った男性らに事情を聴こうとしたが、男性らの確保には至らなかったという。東急から被害届を受けたかなどは回答を控えたいとしたが、その後も、この件での捜査は続けている模様だ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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