和菓子店「紀の国屋」廃業、74年の歴史に幕 東京・神奈川に23店舗を展開も「力が至らず...」

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   東京・武蔵村山市を本店とする老舗和菓子屋「紀の国屋」が2022年5月16日、同日をもって廃業すると公式サイトで発表した。多摩地域を中心に、東京・神奈川に全23店舗を展開していた。

  • 「紀の国屋」のツイッター(@wgskinokuniya)より
    「紀の国屋」のツイッター(@wgskinokuniya)より
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  • 「紀の国屋」のツイッター(@wgskinokuniya)より
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利用者には「大変申し訳ない気持ちでいっぱい」

   同店は粒あんや栗あんをたっぷり使用した「相国最中」や、トラ模様の皮が特徴的などら焼き「おこじゅ」、あわと餅を混ぜた生地で粒あんを包んだ「あわ大福」などの和菓子で知られる。

   16日に「廃業のお知らせ」とする文書を発表した。同日をもって廃業するとし、

「1948年の創業以来70年以上に渡ってお菓子の美味しさを追求し、多くのお客様に支えていただきましたが、力が至らず残念な結果となってしまいました」

と伝えている。「紀の国屋のお菓子を愛してくださった皆様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」ともいう。続けて次のように謝意を述べた。

「紀の国屋を長らくご支援・ご愛顧いただきましたことに厚く御礼申し上げますとともに皆様の今後ますますのご健勝をお祈り申し上げます」

   廃業を受けてツイッターでは、「突然すぎて震えている。実家帰る時のお土産はココだった」「紀の国屋廃業はショックで頭が追いつかない」「今まで美味しい和菓子をありがとうございました 寂しいです」などと惜しむ声が広がっている。

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