日本時間2022年5月15日の米大リーグ・エンゼルス対アスレチック戦後、NBCスポーツの元リポーター、ミケーレ・タフォヤ氏が、放送を担当した地元局に苦言を呈した。
この試合では大谷翔平選手がメジャー通算100本塁打を達成し、チームも9対1で勝利を収めた。
「史上最悪のツイートの1つになりました(爆笑)」
ミケーレ氏は15日にツイッターで、「エンゼルスの放送...大谷の話題はもう十分!!」と書き込んだ。
よほど不満だったのか、エンゼルス、同チームの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」、大谷選手の3アカウントのユーザー名も添えており、それぞれに通知が行くよう設定していた(大谷選手はツイッターアカウントを開設しておらず、誤って別人を載せている)。
投稿には意見が殺到した。16日夕時点で、1263件のリツイートのうち1225件が引用リツイート。1100件近くのリプライ(返信)も寄せられた。
同意しているとみられる意見も散見されるが、
「歴史の残る天才でMVPの選手について話すべきではないのか?」(ダラス・モーニングニュース紙のエバン・グラント氏)
「これは、かなり恵まれた(話題の)比率だと思います」(米メディアThe Athleticのサム・ブラム氏)
「これは、史上最悪のツイートの1つになりました(爆笑)」(バリースポーツのピート・ブラックバーン氏)
などと反発が目立つ(原文はいずれも英語)。
議論の盛り上がりを受けてか、エンゼルス公式ツイッターも16日、この日のアスレチックス戦で2ランを打った瞬間の大谷選手の動画を投稿し、「我らがMVPの話題は尽きない!!」と称えた。
大谷選手の大ファンで知られるFOXスポーツのベン・バーランダー氏はこのツイートに対し、目が回った顔文字とともに「ミケーレ・タフォヤ氏はいま、空に向かってパンチしている」と皮肉を込めてリプライしている。