運転士が「眠気によりドア開閉操作を失念」 東京メトロが停車駅通過を謝罪、乗客2人から申告

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   東京メトロが2022年5月13日、丸ノ内線中野富士見町駅で同日9時13分ごろ、停車駅を通過する事態が生じたとして公式サイトで謝罪した。

   経緯については、「(運転士が)眠気によりドア開閉操作を失念し、お客様の乗降が終了したものと思いこみ、列車を出発させ、次の方南町駅まで運転しました」とする。

  • 東京メトロ
    東京メトロ
  • 東京メトロ公式サイトより
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乗務前に「心身状態の確認及びアルコール検査を実施し、問題がないことを確認」

   東京メトロは13日、「丸ノ内線中野富士見町駅における停車駅通過について」と題した文書を発表した。

   文書によると、問題が生じたのは「丸ノ内線 中野坂上発 方南町行き 各駅停車3両編成」。中野富士見町駅に停車した際の状況を、

「当該列車の運転士は、眠気によりドア開閉操作を失念し、お客様の乗降が終了したものと思いこみ、列車を出発させ、次の方南町駅まで運転しました」

と報告。方南町駅に到着後、乗客から中野富士見町駅で降車できなかった旨の申告があり、停車駅の通過が判明したとしている。

   運転士については、前日の出勤時および13日の乗務前に「心身状態の確認及びアルコール検査を実施し、問題がないことを確認しております」。

   当時の乗客は約20人。2人から、中野富士見町駅で降車できなかった旨の申告を、それぞれ方南町駅とお客様センターで受けたという。停車駅の通過により乗車できなかった客はいなかったとする。

   今後の対策は、「全ての乗務員に対して、改めて基本動作の指導、徹底を行い、再発防止に務めます」「眠気防止対策の徹底を図ります」と伝える。

   東京メトロは次のように謝罪している。

「ご利用のお客様ならびに関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」
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