大手飲食チェーン「グローバルダイニング」は2022年5月13日、従業員へのマスク着用の推奨を取り止めると発表した。
「感染防止対策に本当に役立つのでしょうか」
グローバルダイニングはイタリア料理店「カフェ ラ・ボエム」やエスニック料理店「モンスーンカフェ」、居酒屋「権八」など国内外で46店舗を運営する。
長谷川耕造社長の名義で出された発表文によれば、「これまでは、マスクの着用で安心される方々も多く、流れに逆らわずおりました」と従業員へのマスク着用を推奨していたものの、海外では"脱マスク"も進んでおり、「マスク着用が新型コロナウイルスの感染防止対策に本当に役立つのでしょうか」と疑問を投げかける。
その上で、「健康被害」も考慮し、従業員へのマスク着用推奨をやめたとした。
同社広報は13日、J-CASTニュースの取材に、4月末から方針転換したと明かす。対象は全店で、商業施設内にある場合は施設側の方針に従う。
客からの反応については「ご賛同いただけるお客様もいらっしゃいますがご意見いただくこともございます」と答えた。