2022年5月12日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、連絡が途絶えていたヒロインの兄・比嘉賢秀(竜星涼さん)が東京でプロボクサーになっていることが判明。視聴者からは安堵の声とともに、ストーリー展開へのツッコミもあがっている。
「沖縄から期待の新星」一発逆転でプロボクサーに
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映されている今作。まだアメリカ統治下だった本島北部「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す物語。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。
※以下、ネタバレを含みます。
10日の放送で、美味しい投資話に騙され、借金を「部(倍)にして返す!」と書き置きを残して1人どこかへ旅立った賢秀。しばらく連絡がなかったが、ある日いきなり1万円札がどっさり入った封筒が家族に送られてきた。
どうやら賢秀は、東京でプロボクサーになったようで、デビュー戦初勝利を伝える新聞には「沖縄から期待の新星」とうたわれている。
感動の一方で、「ご都合主義」批判も...
まさかの展開に、家族たちは「ありえん!」「あきさみよー!(驚いた際に使う沖縄方言)」と信じられない様子だったが、このお金で借金返済どころか、暢子の上京も叶うとわかると大喜び。
暢子はすぐさま賢秀に連絡を取り、「ニーニー、うちね、東京に行く! もう誰も反対しない!」と笑顔で何度も礼を伝えるのだった。
家族に借金があるなか無職を貫いてきた上、警察沙汰などで度々家族に迷惑をかけてきた賢秀の一発逆転に対し、視聴者からは「涙腺崩壊 にぃに、やるときゃやるね」「バカでもなんでも家族は大事をつらぬいたニーニーの行動に一本取られたわ」などと称賛する声が続出。しかしその一方で、あまりの急展開に「ご都合主義」の声も。ツイッターには、
「ボクサーになる過程をすっ飛ばして、急にプロボクサーになったやん」
「ニーニーがボクサーでチャンピオンになるまでの過程を少しでも垣間見てちむどんどんしたかった...」
「ご都合主義すぎん?時間の経過がちゃんと描かれていないけど ボクシングデビューできるくらい期間あった?」
「話が唐突すぎてついていけんし、ご都合主義すぎて全然感情移入できん」
などとツッコミを入れる声も多くあがっている。