東京メトロ丸ノ内線・御茶ノ水駅で2022年5月12日午前7時40分ごろ、「乗務員トラブル」が発生し、一時は全線で運転を見合わせた。インターネット上では乗務員が倒れていたといった書き込みが拡散され、心配する声が広がっている。
いったい何があったのか、東京メトロに取材した。
体調不良の乗務員は無事に回復
東京メトロはツイッターで「御茶ノ水駅で乗務員トラブル」が発生したと案内した。ツイッターでは聞きなれない単語だったためか「乗務員トラブル」がトレンドに浮上し、「何があったの?」と話題になっている。
東京メトロ広報課の担当者によれば、乗務員の体調不良などで運転を継続できない時に「乗務員トラブル」と案内している。客との揉め事ではないかと心配する声も広がっていたが、客と乗務員の間でトラブルが発生した場合は「お客様トラブル」と案内することが多いと説明した。
今朝のトラブルについては、次のように説明する。
乗務員から「めまいがする」という報告が指令所に寄せられ、その時点で全線の運転を見合わせた。交代の乗務員は、最寄りの詰所からタクシーで派遣した。7時57分には乗務員の手配を完了し、全線の運転を再開した。体調不良を訴えた乗務員は医務室で休養し、回復した後に所属の事務室に戻った。
広報担当者は「乗務員トラブルによって運転を見合わせることになり、ご利用の方にはご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。