落合博満氏「コーチは選手との会食禁止」 監督時代の「鉄の掟」明かす

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   プロ野球で3度の三冠王を獲得し、中日監督としては4度のリーグ優勝を果たした落合博満氏が2022年5月11日にYouTube「オレ流チャンネル」を更新し、中日監督時代の舞台裏を語っている。

  • 落合博満氏(中日監督時代の2007年撮影/写真:ロイター/アフロ)
    落合博満氏(中日監督時代の2007年撮影/写真:ロイター/アフロ)
  • 落合博満氏(中日監督時代の2007年撮影/写真:ロイター/アフロ)

「勝つことが仕事、優勝することが仕事」

   落合氏は2004年から2011年まで8年間中日で指揮を執り、リーグ優勝4回と日本一1回を達成している。

   動画内で監督にとって一番大切なこととして開口一番「勝つことがだよ。勝つことが仕事、優勝することが仕事」とバッサリ。監督時代の仕事としてチームの風通しをよくすることに最も気をつけていたという落合氏は、「いろんな不穏な動きもあるだろうし、それを一切無くすことだね。やればやっただけの評価を受けるっていうこと。好き嫌いをなくすっていうこと」という風土をチームにもたらしたと振り返っている。

   落合政権では監督・コーチと選手があまり交わらない印象があったが、という質問には「それは一切『一緒に飯は食うな』って言ったよ」とコーチと選手の会食を禁じていたことを明かした。その理由は

「派閥をつくっちゃう。AとBって選手がいて、Aは80の力を持ってる。Bは60の力しかない。でもBがコーチに好かれてると『いや、こっち使いましょう』ってことが起きちゃう」

   と話し、チーム内の不和発生を防ぐためだったと明かしている。しかし、自身の現役時代は監督やコーチと食事の場で「野球の話をずっとしてるわけだから、いい勉強になった」と振り返っている。「ホテルの宴会場で飯を食う分には選手とコーチが一緒になっても構わないけど」と、禁じていたのはあくまで私的な場での会食であったとのことだ。

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