厚生労働省は2022年5月9日、予防接種室を騙った不審な郵便物が出回っているとして注意喚起した。
中にはカッターの刃が同封されている事例もあり、「むやみに開封せず、お近くの警察署等にご相談いただくようお願いします」と呼びかけている。
GW中に事態を把握
厚労省によれば、ここ最近、健康局健康課予防接種室を差出人とする内容不明の郵便物が、団体、個人に届いている。同室の担当者は11日、J-CASTニュースの取材に、5月の大型連休中に情報が複数寄せられたと明かす。
水色長形3号封筒を使用した料金後納郵便で、厚労省のマークがついているという。中にはカッターの刃が同封されていた事例もあった。
厚労省では上記の郵便物を送付することはなく、「このような郵便物が届いた場合は、むやみに開封せず、お近くの警察署等にご相談いただくようお願いします」と注意を促す。
SNSでは、該当するとみられる被害が複数報告されている。医師・研究者の有志グループ「こびナビ」幹事の吉村健佑さんは11日、「本件、千葉中央警察署の担当者に詳細を報告いたしました。警察の方には誠実に対応頂きました。こちらも粛々と進めます」とツイートした。
【ご注意を!】
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) May 6, 2022
本日、私宛に厚労省を騙る人物から、カッターナイフの刃が仕掛けられた、脅迫状入りの封筒が送られてきました。
ワクチン接種業務にあたっている皆様、どうぞ郵便物にはご注意下さい。
警察に通報したところ、刑事さんにとても丁寧に対応して頂けました。
感謝いたします。 pic.twitter.com/Mj2XapgUwE