「殴打流血騒動」マイク・タイソン氏が不起訴に 航空機内でのトラブルに進展...米メディア報じる

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   航空機内で男性客を殴打したプロボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏(米国、55)が起訴されないことになったと、2022年5月10日までに複数の海外メディアが報じた。

   米スポーツ専門局「ESPN」(WEB版)によると、サンマテオ郡地区弁護士事務所が「私たちの決定は対立を取り巻く状況に基づいてタイソン氏に対していかなる告訴も行わないということです」と声明を出した。

  • マイク・タイソン氏(写真:AFP/アフロ)
    マイク・タイソン氏(写真:AFP/アフロ)
  • マイク・タイソン氏(写真:AFP/アフロ)

殴打映像拡散し物議かもす

   記事によると、同事務所はサンフランシスコ警察とサンマテオ郡保安官事務所の警察の報告書を確認し、法執行機関によって収集された航空機内での様々な映像を検証したという。

   タイソン氏は4月21日に米カリフォルニア州サンフランシスコからフロリダ州マイアミに向かう機内で乗り合わせた男性客とトラブルを起こし、男性客を殴打する映像がSNSで拡散され物議をかもした。

   米メディア「TMZスポーツ」(WEB版)は事件直後に航空機内でのトラブルの映像とともに当時の様子を伝えており、同メディアによるとタイソン氏の後部座席に居合わせた男性客がしつこく絡み、タイソン氏が落ち着くよう諭すも聞く耳を持たずに絡み続けたという。

   同メディアは4月22日に事件の続報として、被害者男性が弁護士を雇い訴訟を起こす可能性に言及し、事件にショックを受けた被害者男性が、騒動が大きくなりメディアの問い合わせが相次いだことからカウンセラーを雇ったことなどを伝えた。

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