重機引き上げなどの追加費用は、業者に負担してもらう考え
3台目については、5月10日の午前中に、同じ大きさのパワーショベルで引き上げ、エンジンがかかったため自走して脱出したことを明らかにした。
水没した2台のうち1台は、クレーン車で引き上げるよう工事の施工業者に指示したとした。この業者は、クレーン会社と打ち合わせ中だという。もう1台は、水溜りの水をポンプでくみ出し、水位を下げたうえで、電装系を交換して自走できるようにしたいそうだ。
パワーショベルは、業者がリースしたものではないかとした。いつまで引き上げなどの作業がかかり、いくらぐらいの費用になるのかは、分からないという。
浚渫工事は、名古屋市が約2億円の費用で発注しているが、パワーショベルの引き上げ作業の追加費用は、業者に負担してもらうという。市では、施工業者に事故がないように工事を行うことを依頼しており、今回の事故が起きても市の費用負担はないとしている。
工事については、当初は3月末で終わる予定だったが、5月末まで延長された。当初は、土砂を処分する想定をしていたものの、プラスチックゴミが大量に見つかり、産廃として処分する必要が出てきたからだという。周辺に墓地が多いことから、花を包むフィルムや買い物用のビニール袋などが風に飛ばされたりして、数十年かけてたまった可能性があるという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)