春先に首位を快走していた巨人が失速している。ゴールデンウィークで1勝8敗と大きく負け越し。3位に転落した。
4月29日から東京ドームで迎え撃った最下位・阪神戦でまさかの同一カード3連敗。救援陣が試合終盤に踏ん張れず大量失点する試合が続くと、広島戦(マツダ)も1勝2敗と負け越し。首位攻防戦となったヤクルト戦(東京ドーム)も村上宗隆に2試合連続満塁弾を浴びるなど圧倒され、同一カード3連敗を喫した。
坂本、吉川の痛すぎる離脱
「勝利の方程式を担っていたセットアッパーの鍬原拓也、変則左腕の高梨雄平が痛打を浴びる場面が目立ちます。鍬原は育成枠だった2月の春季キャンプから結果を出さなければいけない立場で飛ばし続けてきたので、疲れもあると思います。
大きな痛手は坂本勇人、吉川尚輝の戦線離脱。この2人は替えが効かない選手です。廣岡大志、湯浅大などが代役で起用されていますが、力不足は正直否めない。打開策が見つからないのが現状です」(スポーツ紙記者)
1番・吉川、2番・坂本はチャンスメークで重要な役割を果たしていた。特に1番は最有力候補の松原聖弥が精彩を欠き、不安要素として懸念されていたが、吉川が抜擢されて奮闘した。
33試合出場で打率.341、1本塁打、9打点、4盗塁。出塁率.401と申し分ない成績で打線を牽引していた。ところが、4日の広島戦で左肩甲骨付近に死球を受け、担架で運ばれて途中交代。左肩甲骨の骨挫傷で6日に登録抹消された。
吉川、坂本を欠いた5日以降の4試合で合計7得点。1試合平均1.75得点と攻撃力は明らかに落ちている。
先発・救援ともに不安だらけの投手陣
投手は救援陣だけでなく、先発陣も不安を抱える。
菅野智之に絶対的エースの面影はなく、1軍デビューした高卒2年目・堀田賢慎、ドラフト3位右腕・赤星優志も打ち込まれてファーム降格した。昨季チームトップの11勝をマークした高橋優貴も、8日のヤクルト戦で5回を投げ切れずに降板するなど安定しているとは言えない。
「チームは苦しい状況ですが、若手にとってはチャンスでもある。二遊間で言えば中山礼都、増田陸、投手陣は育成枠から支配下昇格した菊地大稀、戸田懐生とイキのいい選手たちがアピールしてほしいですね」(スポーツ紙デスク)
危機的状況で、救世主は現れるか。(中町顕吾)
/
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 8, 2022
??????土壇場でひっくり返した??????
\#山崎晃大朗 が逆転打??????
プロ野球(2022/5/8)
??巨人×ヤクルト
??Live on #DAZN#swallows #スワローズ #NPB pic.twitter.com/Hi3c4HIviu