「こういうときはね、さしさんが言ってた。『とりあえず手を挙げろ』って」
新曲「ビーサンはなぜなくなるのか?」では、センターの矢吹さんの両脇を同期の田中さんと、4期生の運上弘菜さん(23)で固める。さらにその外側には4期生の豊永阿紀さん(22)と地頭江音々さん(21)。中心メンバーとしての3~4期生の位置づけが改めて鮮明になった。
担当する「選抜メンバー」は16人。直近で16人選抜が採用されたアルバムリード曲の「突然 Do love me!」(21年12月)と比べて市村愛里さん(21)、今村麻莉愛さん(18)、小田彩加さん(23)が新たに選抜入りした。市村さんは初選抜だ。今村さんは15年に11歳で加入し、当時としては最年少だった。
一方、卒業した田島芽瑠さん(22)と水上凜巳花(りみか)さん(18)以外に、現役メンバーとしては唯一、2期生の神志那結衣さん(24)が選抜から外れた。この結果、シングル15枚目にして初めて2期生が表題曲の選抜メンバーから姿を消した。
世代交代が進む一方で、伝統も引き継がれる。この日の2公演のうち、昼公演では、本村さんの
「なんかしゃべりたいよ!アピールしたいよ!って子いる?」
という呼びかけに対して6期生は沈黙したままで、先輩メンバーから背中を押されて手を挙げるほどの緊張ぶりだった。それが夜公演では、6期生の大半が挙手。松岡さんがその様子を
「いいよ~!こういうときはね、さしさんが言ってた。『とりあえず手を挙げろ』って」
と解説していた。
6期生は昼公演終演後に報道陣の取材に応じ、最年長の最上奈那華(もがみ・ななか)さん(21)は
「私達6期生は年齢の幅も広く、一人一人の個性も豊かで、たくさんの魅力があるので、これからの活動に期待していてください。6期生みんなでHKT48を盛り上げられるように頑張ります」
と意気込んでいた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)