吉川尚輝への死球で広島ルーキーに中傷被害 「絶対に止めてほしい」元巨人監督も悲痛の訴え

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   プロ野球巨人の元監督で野球解説者の堀内恒夫氏(74)が2022年5月5日にブログを更新し、4日の試合で巨人・吉川尚輝内野手(27)に死球を当てた広島ドラ1ルーキー黒原拓未投手(22)に関する誹謗中傷を止めるよう呼び掛けた。

  • 吉川尚輝選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    吉川尚輝選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 関西学院大ツイッターより
    関西学院大ツイッターより
  • 吉川尚輝選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 関西学院大ツイッターより

「神経のあるところだと心配だね」

   吉川への死球があったのは、巨人3点リードの8回。2死3塁の場面で黒原が投じたストレートが吉川の左肩甲骨付近に当たり、吉川はその場で倒れ込み担架で運ばれ負傷交代した。スポーツ紙などの報道によると、吉川は試合後に広島市内の病院に向かったという。

   吉川は5日の広島戦でベンチ入りメンバーから外れ、中山礼都内野手(20)が「8番・2塁」でスタメン出場した。吉川は今季「1番・2塁」に定着し、チームのリードオフマンとしてここまでリーグ2位の打率.341を残している。

   堀内氏は8回の死球の場面を振り返りながら「肩甲骨の辺りか背骨のあたりか。神経のあるところだと心配だね。非常に痛がっていたけど息が詰まるのもあったかな。よっぽど当たりが悪いと骨折もありえるかもしれんけど俺は大丈夫だと信じたい」と吉川を気遣い、黒原に言及した。

   「投げた広島のピッチャー黒原拓未くん 去年広島のドラフト1位で入団した選手だ。その彼のSNSとやらに吉川に当てたことに対して責めるコメントを送っている方がいると聞いた。本当かね?」と疑問を投げかけつつ「送る主は巨人ファンだろうか」と続けた。

「調子のいいバッターに内角を攻めるのは当然のこと」

   現役時代は巨人のエースとして活躍し、203勝をマークした堀内氏は、元投手、球界OBとして黒原の心中を思いやった。

   「デッドボールは当たった方はもちろんだけど投げた方も痛いんだ。調子のいいバッターに内角を攻めるのは当然のこと。体が緊張して、ボールがおかしな方向にいくこともある。すべては真剣勝負での結果だ。彼はまだ若いし経験も浅い。彼の将来を潰してしまうようなコメント送るのは絶対に止めてほしい。どうぞ、よろしくお願いします」と呼びかけた。

   堀内氏のブログコメントに対してツイッターでは「堀内さんが言っているように両方とも痛いが本当だと思う」「ええこと言うてるよ」「ファンの意識かえないと」などのコメントが寄せられた。

   巨人は5月5日時点で2位ヤクルトと1.5ゲーム差をつけてリーグ首位を走る。6日から本拠地東京ドームでヤクルトとの3連戦を予定している。

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