AKB48は2022年5月3日、21年12月から募集していた17期生の合格者を東京・秋葉原のAKB48劇場で報道陣にお披露目した。「チーム8」とドラフト制度によるオーディションを除くと、AKB48に新メンバーが入るのは16期生(16年12月)以来、5年半ぶり。
17期生は最年少14歳~最年長20歳の11人。最年少の畠山希美(はたけやま・のぞみ)さんは柏木由紀さん(30)のデビューよりも後に生まれた世代で、柏木さんは「今のところ、まだ共通の会話を1個も見つけられていないというか...」と困惑混じりに話した。一方の畠山さんは、柏木さんを前に「本当にお若く見えて...」。記者の笑いを誘っていた。最年長の長谷川新奈(にいな)さんは、すでにSHOWROOM配信者の中では有名人。即戦力に近い存在として活躍する可能性もありそうだ。
最年少14歳「お世辞とかじゃなくて、本当にお若く見えて...」
柏木さんは記者会見で、畠山さんの加入について
「私がAKBに入ったとき、まだ生まれていない子も入ってきたので、いよいよ...」
と感慨深げに話した。
畠山さんは08年1月25日生まれ。7枚目のシングル「ロマンス、イラネ」(08年1月23日発売)発売と同時期だ。柏木さんが3期生として公演デビューしたのは、それより9か月ほど前の07年4月8日だ。
柏木さんは年齢差に戸惑いながらも、
「今のところ、まだ共通の会話を1個も見つけられていないというか...。でも同じグループに入ってきてくれたからには、みんなと...15年差はありますけど...仲良く同じメンバーとして活動していきたいと思います!」
と意気込んだ。
記者の「娘みたいな存在ですかね?」という問いかけには、
「妹ぐらいでいいですか?できれば。お母さんでも何でも、お姉ちゃんでも先輩でも、何でもいいですけど、気軽に話しかけてほしいなとは思います」
と応じた。
柏木さんとの年齢差について感想を聞かれた畠山さんは、「でもすごい...お世辞とかじゃなくて、本当にお若く見えて...」。絶妙な反応に会見場は爆笑に包まれ、さらに
「テレビの画面で見るよりも、本当に生で見ないと後悔するくらい」
と説明を重ねていた。
最年長20歳「新しいステージで、より多くの方に笑顔と感動を」
最年長の長谷川さんは、20年の「フレッシュキャンパスコンテスト」で準グランプリに選ばれた経歴を持つ。コンテスト参加をきっかけに「SHOWROOM」の配信を始め、21年には配信者を代表する「優秀アンバサダー」にも選ばれた。
記者会見後に配信された動画番組では、グループ総監督の向井地美音さん(24)が「新奈ちゃんはすごいんですよ!」と「優秀アンバサダー」の経歴を紹介。長谷川さんが
「約2年間のSHOWROOMの配信活動を通してたくさんの方から応援と感動をいただいたので、今度は恩返しに、新しいステージで自分がより多くの方に笑顔と感動を届けられるようになりたいと思って、頑張ります」
と再スタートへの抱負を語ると、向井地さんは
「やっぱり慣れてるよね」
「(配信の回数が多いことで知られる)大西桃香ちゃんが、今頃焦っているかもしれません」
と感心しきりだった。
佐藤綺星(あいり)さん(17)は、向井地さんと同期で15期生の佐藤妃星(きあら)さん(21)の妹。家族に現役メンバーがいることは伏せてオーディションに応募したといい、記者会見で「普段から仲がいいので、その仲の良さもしっかり生かしつつ、2人で頑張っていけたら」と話した。
向井地さんによると、17期生は「オーディションの時からすごく仕上がっている」。憧れのメンバーとして、最近になって活躍を増やしている千葉恵里さん(18)や大盛真歩さん(22)を挙げたメンバーがいたとして、
「今のAKBをちゃんと見て入ってくれたんだな、というのがうれしかった」
と喜んでいた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)