「ひとり言だったとしても、配慮と自覚に欠けた」
REJECTとしては、SaRa選手の発言について、次のような見解を示した。
「当社としましては、いかなる差別も容認しておりません。当該発言は極めて不適切であり、人権問題の観点からも許容できるものではありません。SaRa選手の発言はひとり言だったとしても、配慮と自覚に欠けるものであったと、事態を重く受け止めております」
選手をマネージメントする同社の監督不行き届きもあったとし、「今後、更なる調査を実施したうえで、該当選手について厳重に処分を下す所存です。また、当社の対応につきましても、併せてご報告させていただきます」と述べた。
そして、3日になって、公式サイトなどを更新し、SaRa選手の発言について、「同じ施設内で別のゲームをプレイ中にボイスチャットを付けていない状態で発したものであった」と報告した。「障がい者を揶揄するような発言」であり、「重大なコンプライアンス違反」だとして、12月末までの選手活動停止、当該期間の選手報酬全額カット、社会貢献活動への参加の処分を決めたことを明らかにした。
SaRa選手も5月2日、ツイッターを更新し、次のように謝罪の意を示した。
「僕の不適切な発言によって、不快な思いをされた方々に心からお詫びします。 特定の誰かに向けた言葉ではなかったとはいえ、プロ選手として、社会人として、あるまじき発言をしてしまったことを深く反省し、 チームから正式な処分があるまで活動を自粛します。大変申し訳ございませんでした」
実際に前出の処分が発表された3日にも、「僕の発言は決して許されないものであり、重く受け止めています。改めて、応援してくださるファンの皆様、また関係者の皆様、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません」などとつづった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)