「犬のおしっこ用ポール」なぜ設置? 他にも数々のペット用サービス...代官山T-SITE明かす導入背景

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SNSでも好評な犬用サービス

   取材に対し、代官山 T-SITEの広報担当者は、近隣に犬を飼っている家庭が多いため、犬と散歩しながら訪れることができるよう施設全体で工夫したと説明する。例えば、施設内には犬のリードを繋ぐためのフックが複数設置されている。フックは犬を象っており、SNSでも「かわいい」「おしゃれ」などと好評だ。このほか、書店に入店するためのケージの貸し出しなども行っている。

   犬のおしっこ用ポールは、代官山 T-SITE をオープンした2011年から設置されている。ペットフードの販売やペットのトリミングを行うお店「グリーンドッグ」の近くに設けられており、誰でも利用できる。導入したねらいについては、次のように述べる。

「植栽の保全目的、及び犬がおしっこをした後に流すことを忘れてしまうとその匂いが気になることも考えられますので、このようなポールを導入しました」

   ポールを利用しない犬の飼い主は、それぞれがアフターケアを行っているという。

   担当者によれば、ポールだけでなく施設全体でペット用のサービスを提供することで「愛犬と一緒に来られてうれしい」という声が寄せられている。犬を飼っている人々が散歩で訪れ交流することで、飼い主同士のコミュニティも自然発生的にできたという。

   SNSで施設が注目されたことを受けては、次のようにコメントした。

「このポールを目当てに多くの方がお越しになっているということはないように思いますが、書店、ペットサロン、飲食店などが散歩道でつながっている施設ですので、愛犬との散歩でお越しいただくお客様は大変多くいらっしゃいます。 愛犬と一緒にお越しいただけるような工夫をこれからも重ねてまいります」

   担当者は、愛犬と一緒に来ることができる施設を目指すと同時に、動物が苦手な人も同じ空間にいられるようにも取り組んでいくと述べた。

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