「鬼滅の刃」能との相性もぴったり?鬼と人が交わる舞台、マンガ舞台化の例も 意外と近い関係を読み解く

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

現代劇でも舞台化済み その違いは?

   鬼滅の刃は現代劇としても上演されている。2020年に初演されると脚本を変えながら3年連続で上演され、22年には9~10月に「其ノ参 無限夢列車」の上演を予定している。現代劇とはまた違った舞台で鬼滅の刃の世界が展開されることになりそうだ。

「能での『鬼滅の刃』舞台化は能の本来の特性からして、シンプルで抽象的な舞台となる点が現代劇との違いだろうと思います。といって、マンガやアニメの世界がそこにないということではなく、シンプルで抽象的な中に、皆さんがご存知の鬼滅のエッセンスやディテールを、確かに見出すことができると思います。
同時に、今回の企画は、『鬼滅の刃』自体の普遍性をも表すのではないでしょうか。昔の日本や鬼を描いた点で、もともと伝統芸能の世界とは親和性があるとはいえ、今回、能狂言になることで、日本の物語のスタンダードとしてこの作品が今後も長く愛され得ることを証明するのではと考えます」(高橋さん)

(J-CASTニュース編集部 大宮 高史)

1 2 3
姉妹サイト