日本語版は「デザイン見直し」検討
なぜ、日本語版と英語版でデザインが違うのか。防衛省報道局の担当者は4月27日、J-CASTニュースの取材に「リニューアルの時期が違い、それぞれの利用者や利用の目的などを考慮してデザインを検討した」と説明する。
日本語版、英語版の公式サイトは1996年7月に運用を開始。日本語版は2010年のデザインをベースに改修を重ね、英語版は視認性・利便性向上を目的に21年3月から現行デザインになった。デザインを担当した業者はそれぞれ異なるという。
「日本語版の全体的なデザインは、内閣官房が示している『ウェブサイトガイド』を参照しつつ、利用者視点を意識したデザインにしました。大規模接種会場など利用者の多いコンテンツや、政策面で特にご覧いただきたいコンテンツは、トップページで色味や大きさを工夫しています」
「英語版は、全体的に外国の方に馴染みのあるようなデザインになるように、諸外国の国防省等のサイトを参考にしながら、デザインを決定しています。トップページの背景に各自衛隊(陸海空)の活動を端的に紹介している動画を掲載して、その活動を分かりやすく表現するとともに、最新の各国との会談や訓練をこういったコンテンツの内容に応じて、掲載位置や大きさを工夫しています」
ただ、日本語版サイトについてはデザインの見直しに取り組んでいるといい、「見やすさや扱いやすさの向上を目指して検討を進めています」とのこと。「防衛省・自衛隊の活動などについて、国民の皆様にご理解いただけるよう、よりよいホームページとするべく、努めていきます」