「最初に行きたい場所」、唯一韓国が日本を上回ったのは...?
3年以内に海外旅行に行きたいと答えた人に「最初に行きたい場所」を聞いたところ、最も多かったのが日本で17.7%。韓国は9.0%で2位だった。シンガポール(5.9%)、タイ(5.2%)、米国(4.2%)が続いた。
日本以外の調査対象になった20か国・地域ごとの「最初に行きたい場所」ベスト3も発表されている。そのうち、日本を選んだ人が最も多かったのは中国、タイ、香港、マレーシア、シンガポール、インドネシア、台湾、フィリピン、米国の9か国・地域にのぼった。
特に台湾では57.3%、タイでは44.8%、香港では41.9%の人が日本を選んだ。韓国を選んだ人の割合は台湾が8.8%、タイが13.3%で、それぞれ日本に次いで2位。香港ではベスト3に入らなかった。21か国中、韓国が日本を上回ったのはベトナム(韓国28.2%、日本22.5%、シンガポール11.4%)だけだった。
調査報告書では、韓国について
「タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなど主に東南アジア諸国で訪問希望順位が高く、安全な国と認識していることが分かった」
とする一方で、日本については
「アジア・中東だけでなく、欧米・大洋州居住者など全般的に訪問希望順位と安全国家としての肯定的な認識の程度が高く表れた」
と分析している。
日本政府は22年4月10日から1日あたりの新規入国者数の上限を1万人に引き上げたが、この中に観光客は含まれていない。岸田文雄首相は4月8日の記者会見で、観光客の受け入れ再開時期時期について「確定はしていない」と述べるにとどめている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)