「守備固めになっていない」矢野采配にOB疑問 佐藤輝明の三塁→外野移動に「必要あるのか」

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「佐藤は取れる球を取れなかった」

   さらに「4番バッターのポジションを途中で代えるのは今まであまり見たことがないですね」と言及し、「佐藤というバッターは不動の4番になってもらいたい。そして不動の3塁手になってもらいたい。そういうところからすると、勝っているから守備位置変えようか。守備位置変えるのも、僕から言わせると守備固め、固めているか?という風に見える。固まっていない。案外これ危ないぞという守備位置になっているわけですよ」と続けた。

   また、田尾氏は8回の佐藤の守備を辛辣に評した。2死走者なしの場面で中日・阿部寿樹内野手(32)が放った打球は風に乗って佐藤の頭上を越えて2塁打となった。阪神3番手・湯浅京己投手(22)が次の打者を抑え得点を許さなかったが、失点につながりかねないシーンだった。

   田尾氏は佐藤のプレーに対して「佐藤は取れる球を取れなかった」とし、「これは普通はエラーですよね。エラーと言われて仕方がない。完全にエラーだと思いますが、これを記録員はヒットとしました」との見解を示した。

   05年に楽天を率いた田尾氏は、7回の守備変更について監督目線で私見を述べた。

「僕だったらセカンドの糸原選手を小幡選手に代える。そして外野に島田選手を入れる。それだけでいいんじゃないのかと思います。あえて佐藤選手を外野に持っていく必要はあるのか。佐藤選手の外野の守備は不安です。今日の守備を見てもやっぱり不安ですね。改めてそれを感じました。佐藤選手はサードで固定してもらいたい。そういう気持ちでおります。そうした方がより本当の守備固めという気がしてならないです」

   2連勝で今季6勝目をマークしたチームは28日に甲子園球場で中日を迎え、29日から東京ドームで首位・巨人に挑む。

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