「えっ、こんなこと?」白井球審の佐々木朗希詰め寄り、田尾安志氏が疑問 「過敏すぎる」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   プロ野球楽天の元監督で野球解説者の田尾安志氏(68)が2022年4月25日にユーチューブチャンネルを更新し、24日のオリックス対ロッテ戦で白井一行球審(44)がロッテ佐々木朗希投手(20)に詰め寄ったことを受け、理想の審判像について語った。

  • 佐々木朗希投手(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    佐々木朗希投手(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • 佐々木朗希投手(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

「これぐらいのことで審判が怒ったのは見たことない」

   インターネットで物議をかもしたのはロッテ3点リードの2回。2死1塁の場面で佐々木が投じた外角ストレートがボール判定に。この間に1塁走者が盗塁を決め、直後に白井球審がマウンドに向かって行った。

   田尾氏は冒頭で白井球審がマウンドに詰め寄った場面を振り返りながら、18歳の松川虎生捕手が球審をなだめるような行動をとったことに触れ、「確かに神対応したな。普通であればなかなか18歳のキャッチャーがそういう態度を取れない。彼は大したものだなと思って見ておりました」と高く評価した。

   佐々木が投じた球やその後の表情、そして白井球審が取った行動を映像で確認したという田尾氏は「それで思ったことは『えっ、こんなこと?』です。これが本音です」とストレートに表現し、「皆さんの考えは色々あるでしょうけども僕はプロ野球界でずっとやってきて、これぐらいのことで審判が怒ったのは見たことがない」と驚きを隠さなかった。

   さらに「あんな佐々木君の態度に噛みついていたらキリがない」と指摘し、「佐々木君のあの態度、全然どうということはないと思いました。あれをいちいち審判を侮辱したような感じに受けたのであれば、これはちょっと過敏すぎるなという気がしますね」との感想を述べた。

「色々アクションを付けたり大袈裟にやったりする方が」

   また、プロ野球の審判の職務を「本当に辛い仕事」としながら、「今回の場合はあのまますんなり行けた場面でしたよね。それを白井さんの方からガーンと行ったわけですよね。これは絶対にやっちゃいけないことだと思います。もしそれがちょっと気になったのであれば後でベンチに帰る時に監督に対して『あの態度はダメですよ』とか、そういうことを言っていればどうってことはない出来事でしたね」との見解を示した。

   その一方で、自身の現役時代を振り返りつつ理想とする審判像に言及した。

「僕が素晴らしい審判だなと思える審判は、ゲームの時に『今日、審判いたかな?』と感じるゲームを作れる審判。その人が素晴らしい審判だと思う。審判が目立ちすぎる野球というのは、そんなに高く評価してません」

   さらに「色々アクションを付けたり、ちょっと大袈裟にやったりする方がおられますけど。あれはあれでファンの方たちに喜んでもらえるのであればそれはそれでいいと思いますが、究極は審判がいなかったんじゃないか。そういう風に思ってしまうゲーム。これを作れる審判の人たちがナンバーワンじゃないかなという気がしています」と続けた。

   田尾氏は今回の一件は、白井球審にもう少し冷静さがあれば起きなかっただろうと指摘し、白井球審に反省を促しつつ、選手も審判に対してリスペクトするよう呼び掛けた。

姉妹サイト