「色々アクションを付けたり大袈裟にやったりする方が」
また、プロ野球の審判の職務を「本当に辛い仕事」としながら、「今回の場合はあのまますんなり行けた場面でしたよね。それを白井さんの方からガーンと行ったわけですよね。これは絶対にやっちゃいけないことだと思います。もしそれがちょっと気になったのであれば後でベンチに帰る時に監督に対して『あの態度はダメですよ』とか、そういうことを言っていればどうってことはない出来事でしたね」との見解を示した。
その一方で、自身の現役時代を振り返りつつ理想とする審判像に言及した。
「僕が素晴らしい審判だなと思える審判は、ゲームの時に『今日、審判いたかな?』と感じるゲームを作れる審判。その人が素晴らしい審判だと思う。審判が目立ちすぎる野球というのは、そんなに高く評価してません」
さらに「色々アクションを付けたり、ちょっと大袈裟にやったりする方がおられますけど。あれはあれでファンの方たちに喜んでもらえるのであればそれはそれでいいと思いますが、究極は審判がいなかったんじゃないか。そういう風に思ってしまうゲーム。これを作れる審判の人たちがナンバーワンじゃないかなという気がしています」と続けた。
田尾氏は今回の一件は、白井球審にもう少し冷静さがあれば起きなかっただろうと指摘し、白井球審に反省を促しつつ、選手も審判に対してリスペクトするよう呼び掛けた。
京セラドーム大阪にて、白井審判員が通算1500試合出場を達成しました。
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) September 18, 2021
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