巨人ウォーカーが抱える「弱肩問題」 中継への送球も2バウンド...外野守備にフリーパスの懸念

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中日戦で本格露呈した送球難

   ウォーカーは目下21試合出場で打率.304、3本塁打、11打点をマーク。打撃は申し分なく今後も活躍が期待されるが、不安は外野の守備力だ。

   スタメンで起用された際は左翼に入っているが、送球が不安定で落下地点に入るのが遅い。24日の中日戦では1回裏1死一、二塁でビシエドの打球を捕球したが、送球を地面に叩きつけてしまい、一塁走者のA・マルティネスの三塁進塁を防げなかった。3回もマルティネスが放った左中間の打球で中継に入った遊撃手・坂本に2バウンドで送球。マルティネスの二塁進塁を許した。

「決して身体能力は低いわけではないが、外野の守備が巧いとは言えない。ウォーカーに打球が飛んだ時は次の塁を積極的に狙っていった方がいい。セリーグは指名打者制がないので、交流戦以外は守備に目をつむって起用するのではないか」(他球団のスコアラー)

   ひたむきな姿勢と明るい性格でナインにすっかり溶け込んだウォーカー。守備の不安をどう乗り越えるかが、チームとしても大きなポイントになりそうだ。(中町顕吾)

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