埼玉県川口市内で電動キックボードを運転中にひき逃げされたと、ツイッターに動画が投稿された。
加害車両が逃げたのは悪いとする声が出る一方、被害者側も注意すべきだったのではとの意見も相次いでいる。埼玉県警川口署は、事故については捜査している、とだけ取材に明らかにした。
「左に避けようとおもっても回避できなかった」
被害者の男性がキックボードで走っていると、T字路交差点に対向車線から軽ワゴン車が近づいて来た。
軽ワゴン車は、右折のウインカーを出すと、キックボードが交差点内を直進しようとしたにもかかわらず、いきなり右折を始める。直前だったため、キックボードは避け切れず、軽ワゴン車の左側面に衝突し、道路に転倒した。軽ワゴン車の横をバイクが走っていて、危ない状況だった。
男性は、落ちたスマートフォンを拾い、立ち上がろうとするところで、24秒の動画が終わっている。キックボードの運転では、ヘルメットの上にカメラを付けており、それで撮影していた。
この動画は、ロビンとディープインパクト(@randdeep2022)さんが2022年4月22日にツイッターに投稿した。
ロビンさんは、この日午後0時25分ごろ、JR蕨駅近くの京浜東北線沿いの道路交差点で対向車にひき逃げされて軽傷を負ったとして、ツイッターで情報提供を求めた。
投稿動画は、25日夕までに40万回以上再生され、様々な意見が寄せられている。
救助せずに去った軽ワゴン車が悪いとの声が上がる一方、電動キックボードが見慣れないこともあって、被害者も事故を避けるよう努めたのかとの声も多い。
これに対し、ロビンさんは、電動キックボードの運転について、「前輪を強くすると吹っ飛ぶので後輪のブレーキとバランスをかける感じで慣れが必要なのは確かです、今回は交差点内で相手が加速してきて、左に避けようとおもっても回避できなかった感じです」などとツイッターで説明した。