2022年4月25日のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」では、先週までの展開から一変、小学生だった主人公・暢子(黒島結菜さん)ら比嘉一家の7年後の生活が描かれた。
視聴者からは7年の間に何があったのか、気になると訴える声が多くあがっている。
食い扶持を減らすために苦汁の決断も
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映されている今作。1964年、まだアメリカ統治下だった本島北部「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(稲垣来泉さん・黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す物語。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。
※以下、ネタバレを含みます。
先週の放送で、父・賢三(大森南朋さん)の急逝で、女手一つで4人の子どもを育てることになった母・優子(仲間由紀恵さん)。工事現場での力仕事をして生活費を稼ぐが、元々借金を背負っているだけに生活は苦しさが増すばかり。
そんなとき、東京に住む賢三の親戚から「子ども1人を引き取ってもいい」という旨の提案が。暢子は葛藤しながらも家族のために、一度は東京へ行く決断をするが、出発当日になってやはり沖縄に残ることを決意する。
そうした22日までの放送に、次週以降の展開を楽しみにする視聴者の間では、苦しい経済状況のなか、家族5人がどう生活していくのか注視されていた。
「しれっと設定無かった事になって無い?」
週明け25日の放送では、あれから時が流れ7年後――という展開に。暢子は高校生となり、長女・良子(川口春奈さん)は短期大学を卒業し念願の学校教師に。また、優子は島の共同売店の店員として働く様子が描かれた。
また暢子がセリフで説明する形で、優子が売店のほかに、畑仕事と内職をしていることも判明。ちなみに長男・賢秀(竜星涼さん)は就職が長続きせず、なかばニートのような状態である。
食い扶持を減らすために暢子が東京へ行くことも辞さない展開から一転、7年後には普通の暮らしが出来ているうえ、高校や短大といった話が出てくるまでに改善した比嘉家の経済状況。視聴者からは、
「比嘉家はどうやって7年間乗り切ったんだろう。そこが気になるよな」
「語られなかった7年間の経済状況が気になってドラマが頭に入ってこないことだったw」
「母の働いている共同売店は儲けはみんなで分配するはず。 農家やめて売った畑に金塊でも埋まってた?」
「借金問題がドラマに大きな陰を落としていたのに描かれなかった7年で霧散霧消」
「しれっと借金あって苦労してた設定無かった事になって無い? 普通に子供達進学してるし...家売らずに7年間どうやって暮らしてたのよ」
などと、今後作中で明かされることを熱望する声が多くあがっている。
進路について話す暢子と早苗。
— 連続テレビ小説「ちむどんどん」 (@asadora_nhk) April 25, 2022
「仕事で東京に行けるかもよ?」
未来に“ちむどんどん”してきた暢子です!#ちむどんどん #朝ドラ#黒島結菜 #高田夏帆 pic.twitter.com/xE6XA2QNrU