プロ野球西武、巨人でプレーした野球解説者のデーブ大久保氏(55)が2022年4月24日にユーチューブチャンネルを更新し、同日のオリックス対ロッテ戦でロッテ佐々木朗希投手(20)に詰め寄った白井一行球審(44)について私見を述べた。
「白井はメチャクチャ真っすぐな昭和の審判」
インターネットなどで物議をかもしたのは、2回オリックス攻撃の場面。2死1塁で2ストライクから佐々木が投じた外角ストレートがボール判定に。この間に1塁走者が盗塁を決めた。このプレーの後、白井球審はマウンドに詰め寄り、松川虎生捕手(18)が間に入って制止するシーンがあった。
スポーツ紙などの報道によると、白井球審は試合後、この一件に関してはノーコメントとしたため佐々木のどのような行動、表情によってマウンドに詰め寄ったのかは不明だが、インターネットでは白井球審の行為を批判的に捉えるファンも見られた。
大久保氏は動画の中で白井球審の人柄を「僕が知ってる限りで言うと白井はメチャクチャ真っすぐな昭和の審判です」と評した。
白井球審がマウンドに詰め寄ったシーンについては「(松川が)審判をなだめながらちょっと前に入りながら行くという動きがあったから余計、白井が悪く見えちゃうんですよね」との見解を示し、佐々木の行動にも言及した。
「佐々木朗希だから退場に出来ないし」
「皆さんはなんとなく、佐々木朗希は何にも動きとしていないでしょと思うかもしれないが、実はマウンドを降りる仕草をしてしまっている。『えっ、なんで?(ストライク)入っていないんですか?』みたいな」
大久保氏は現役時代の審判とのエピソードを交えながら今回、白井球審の一件を動画公開した理由について「白井だけが悪くなるのは実はおかしいですよというのを言いたくて動画を上げさせてもらいました」と説明した。
そして「今日の白井に関して退場ということまでは今日の場面では言いづらいけど、言っちゃってもいいような動きは実は佐々木朗希がしてしまったというのもあるんです。これは分かってもらいたい」と改めて主張。
大久保氏は「(白井球審の)肩を持つということは全く抜いて」と前置きし、「お互いの動き。佐々木朗希、松川のフォロー、そして白井のマウンドへの行き方、所作でいうと、白井も本当に我慢したな。佐々木朗希だから退場に出来ないし、若い子だしという思いがあの表情になったというのをお伝えしたくて」と私見を述べた。