元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏(63)が2022年4月24日にYouTubeへ投稿した動画で、ロッテ・佐々木朗希投手(20)へ、白井一行球審(44)が詰め寄った行動について私見を述べた。
「あの松川に対しての態度は絶対良くないと思う」
問題のシーンは、24日のオリックス-ロッテ戦の2回2死一塁の場面で起こった。外角いっぱいに投じたストレートがボールと判定された際に佐々木投手が見せた態度を判定への不服と受け取ったのか、白井球審がマスクを取り、ただならぬ表情で何か言葉を発しながらマウンドへ詰め寄った。さらに、仲裁に入った松川虎生捕手(18)にも一言発していた。
「高木豊『佐々木朗希と松川には〇〇が足りない』白井球審の態度に物申す【プロ野球ニュース】」と題して公開された動画で高木氏は、「どっちがいいとか悪いとかじゃない」としながらも、
「松川が止めてる時に白井球審が松川に何か言ってんだよね。『お前、何だ?』っていうような態度だった」「佐々木は20歳、松川は18歳。『この若造が』っていう44歳の審判の態度に見えたんだよね」
と、白井球審の態度を疑問視した。
続けて、「彼らは2人とも立派なプロ野球選手だから、年齢は関係ない。職業人として扱わないと。佐々木も命を懸けてやってる。松川だって必死にやってるんだよ」と説き、「だから、試合を止めた、あの松川に対しての態度、これは絶対良くないと思う」と苦言を呈していた。
佐々木投手へは「感情を逆撫でする態度は控えて」と助言
一方で、佐々木投手に対しては「冷静なジャッジをしてもらうためには、(審判の)感情を逆撫でする態度は少し控えたほうがいい」とも。
「あとは松川がうまく言うこと。審判に『ちょっと低いですかね』『ちょっと外れてますかね』と、コミュニケーションを取っておくと、うまく(ストライクカウントを)取ってくれるようなことになる」とも語り、「うまく相手(審判)を利用するということも佐々木朗希と松川は覚えておいたほうがいいかもね」とアドバイスを送った。
また、高木氏は「白井球審もおそらく興奮状態で入ってると思うよ。2試合連続ヒットを打たれていない。1試合は完全試合。みんなが注目している試合でジャッジをしなきゃいけない。プレッシャーを感じてたと思うよ」と白井球審に一定の理解を示しつつも、「もう少し大人にならなきゃいけない」と改めて釘を刺していた。
京セラドーム大阪にて、白井審判員が通算1500試合出場を達成しました。
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) September 18, 2021
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