米MLBサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が2022年4月25日、白井一行球審(44)が千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(20)に詰め寄った騒動について、ツイッターで持論を展開した。
「選手も散々態度出すんだから審判にも態度出させてあげてください」
騒動の発端となったのは、24日のオリックス戦での一幕だ。2回ウラ、投球のボール判定に不服そうな態度を取った佐々木投手に、白井球審が興奮した様子で詰め寄って注意をする場面があった。
その際の白井球審の態度などをめぐっては、ファンのみならず複数のプロ野球OBもツイッターで苦言を呈すなど、物議を醸していた。
そんな中、ダルビッシュ投手は25日のツイッターで、この件を取り上げたニュース記事を引用しつつ、白井球審を擁護した。
「野球の審判って無茶苦茶難しいのに叩かれることはあっても褒められることはほとんどないよなぁ。選手も散々態度出すんだから審判にも態度出させてあげてください」
「あの場にいてリアルタイムであれだけ誤審が少ないのは本当にすごい」
この投稿には、ファンから賛否両論の反応が寄せられた。ダルビッシュ投手は、寄せられたリプライを引用しながら、改めて持論を展開している。
問題となった試合中のボール判定は際どいコースの球であったことから、「感情出してもいいとは思うけど、こればかりは誤審だからねえ」とするリプライが寄せられると、ダルビッシュ投手は試合中瞬時に判断することの難しさを強調した。
「誤審といいますがテレビで見てる分には判定は簡単です。ですがあの場にいてリアルタイムであれだけ誤審が少ないのは本当にすごいです。元プロ野球選手が審判とかすると誤審連発なので、自分からするとプロ野球の審判は全員化け物です笑」
また、「選手は感情を態度に出してなかったけどね」と佐々木投手の態度について触れるリプライには、
「出してなかったら怒らないです笑」
とした。そのほか、審判の技量の低さや態度を批判した投稿には、「プロの審判やってから言いましょう」と切り捨てた。
「審判側のことは考えたことありますか?」
さらには、審判側のメンタルについても、ユーザーから寄せられたリプライにあった「恫喝紛い」といった表現を使いつつ、以下のように訴えた。
「選手がセルフジャッジで審判のメンタルも考慮せずに恫喝まがいのことしても弁明や説明、謝罪すらされないのは当たり前、むしろ忘れさられる審判側のことは考えたことありますか?」
このやりとりに「そしたら選手は退場処分になるのでは?」と指摘したユーザーに対しては、
「よっぽどじゃないと退場にはならないです笑」
と返信。
「弁明、説明、謝罪は無くても退場処分にはなるよね」との反応にも、球審が批判を受けやすい状況にあると述べた。
「よっぽどじゃないと退場にならないですし、退場になっても選手がその行為について審判ほど批判されることはないですよね」
「審判に感情いらんくね笑」とのツイートには「何故でしょう?」と問いかけ、「審判じゃなく選手見に来てるから」との返答があると、「自分のことだけじゃなく審判の立場も考えた方がいい気がします」と諭した。
京セラドーム大阪にて、白井審判員が通算1500試合出場を達成しました。
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) September 18, 2021
おめでとうございます! https://t.co/SibS8FlgMs pic.twitter.com/L31bXh2Jla