「マルちゃんマーク」でおなじみの食品メーカー・東洋水産が、長年テレビCMで使用しているサウンドロゴ「Smiles for All.」。その声の正体が明らかになり、インターネット上で注目を集めている。
ナレーションを担当していたのは、「天才てれびくんMAX」(NHK Eテレ)にも出演していた歌手・斎藤アリーナさん(22)。自身のツイッターで2022年4月13日に公表した。起用の経緯など、詳しい話を本人に聞いた。
「#あれ実は私なんです」
「赤いきつね・緑のたぬき」などの商品を展開する同社のテレビCMは、冒頭の約1秒間、黄色い背景に企業スローガンと赤いスマイルマークが映し出される。そのとき、幼い印象の声で読み上げられるのが、「Smiles for All.」のスローガンだ。
斎藤さんは13日、ツイッターで「#あれ実は私なんです」というハッシュタグを用いて、この部分の声を担当していると明かした。
現在、主にシンガーソングライターとして活動する斎藤さんは、NHK Eテレ「天才てれびくんMAX」のレギュラーメンバー「てれび戦士」(10年4月〜11年3月)や、同局「ムジカ・ピッコリーノ」の主人公・アリーナモンテヴェルディ役(13年4月〜17年12月)などを務めたことでも知られる。
投稿は2500件以上のリツイートや1万6000件超の「いいね」を集め、ファンらから「え!?アリーナ!?」「こんなに身近にアリーナちゃんがいたとは...」「すげー!!!今後CM見るの楽しみになった」などの声が寄せられている。
東洋水産の広報は19日、「Smiles for All.」の声について、「斎藤アリーナさんがナレーターを務めているのは事実です」とJ-CASTニュースの取材に認めた。
広報によると2009年2月から現在に至るまで起用を続けており、「最初に起用したCMは、企業広告の『スマイル工場』篇です」。斎藤さんを抜擢した理由は以下のように説明した。
「『Smiles for All.』のナレーションとともに、マルちゃんマークの舌がペロッと動くため、元気でチャーミングな声が良いというCM演出の意図に沿ったものです」