吉野家元取締役の不適切発言「男性蔑視でもあるんちゃうか」 ロザン宇治原「ステレオタイプ」指摘

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   お笑いコンビ・ロザンは2022年4月19日、公式YouTubeチャンネルに、大手牛丼チェーン・吉野家の元常務取締役が大学の社会人向け講座で不適切な発言をしたことについて議論する動画を投稿し、宇治原史規さん(46)は女性蔑視だけではなく男性蔑視でもあるのではないかとの見解を示した。

  • お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」より
    お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」より
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今回の発言に対し「昔もアウトやと思う」

   吉野家は18日の発表で、常務取締役(当時)の伊東正明氏(49)が16日に開催された社会人向け講座に登壇した際、不適切な発言をしたことについて「人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」として謝罪した。受講生のSNS投稿によれば、取締役は自社の若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し、「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」とも話していたという。同社は19日、伊東氏を執行役員・取締役から解任したと発表した。

   宇治原さんは「【吉野家】不適切発言について」というタイトルの動画で、女性蔑視だと報じるメディアに対し、「これ女性蔑視ですよねと言ったら、問題が軽くなってしまわないか」と感じたという。菅広文さん(45)は「女性蔑視も含んでいるし、色んなものを含んでいる」不適切な発言だったと述べた。

   2人は「地方から出てきた若い女性が、男の人と知り合って、高い料理を奢ってもらう」といった趣旨の内容に対し、「古ない?」と感じたという。菅さんは「(不適切な発言が)何に基づくかっていうと、やっぱり古さやと思うねん」と意見を述べた。

   「古さ」の話を受けて、宇治原さんは「高齢の方が持っている感覚って否定されるべきなんかという話って出てきたりすると思うんですよ」と問題を提起。「持っている感覚を、人格を否定せんでええとは思うけど、この場でこれを言っていいかどうかっていうことは時代と合わせないといけないんじゃないの」と主張したのに対し、菅さんは今回の不適切な発言は「昔もアウトやと思う」と指摘した。宇治原さんも「昔もアカン」と同意した。

   加えて宇治原さんは、「男性蔑視でもあるんちゃうかな」と見解を示した。「ステレオタイプな男を作ってしまっているわけ。若い女の人が好きで、お金を払って奢らせて、モテようとしている」と説明し、女性蔑視も含めて「もっと広いやろこの問題」と総括した。

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