「生娘シャブ漬け」発言の吉野家元常務、テレビで見せていた従業員思いの一面 視聴者「裏切られた気分」「あの感動は何だったんだ」

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   大学の社会人向け講座で「生娘をシャブ漬け戦略」と発言した問題で、2022年4月18日付で牛丼大手・吉野家ホールディングスの執行役員などを解任された伊東正明氏。1ヶ月前にはテレビのバラエティー番組に出演し、従業員を思い涙するシーンが視聴者の感動を集めたばかりだった。

   今回の一件を受け、ネット上では「なんか裏切られた気分」「あの感動は何だったんだ」などの声が聞かれた。

  • 「生娘シャブ漬け」発言の吉野家元常務がテレビ出演で見せていた涙が話題に(写真:アフロ)
    「生娘シャブ漬け」発言の吉野家元常務がテレビ出演で見せていた涙が話題に(写真:アフロ)
  • 「生娘シャブ漬け」発言の吉野家元常務がテレビ出演で見せていた涙が話題に(写真:アフロ)

「貰い泣きしそうに」「従業員想いの熱い人」

   伊東氏は22年4月16日に早稲田大学で開かれた社会人向けのマーケティング講座で、若い女性客に吉野家のリピーターになってもらう施策を「生娘をシャブ漬け戦略」と表現。ネット上で、女性蔑視だとの指摘が相次いでいた。

   問題を受け吉野家HDは19日、同社の執行役員、子会社の株式会社吉野家の取締役を18日付けで解任したと発表。同日にはコンサル大手・アクセンチュアが伊東氏の社外アドバイザー契約を解除し、同じコンサル企業のM-Forceも同氏とのパートナーシップ契約を解消したことを発表した。

   今回の問題から約1ヶ月前の3月12日、伊東氏はTBSのバラエティー番組「ジョブチューン」のワンコーナーで、一流料理人が大手飲食・小売・食品企業の料理をジャッジする人気企画に吉野家代表として出演していた。

   企業の商品に料理人が辛口な評価を下すことで知られる同コーナー。伊東氏は「吉野家史上最大のボリューム商品」をうたった「スタミナ超特盛丼」が不合格となり渋い表情を見せるも、看板商品の「牛丼」が満場一致で合格になった際は「(合格)出なかったら会社帰れないと思ってたのでよかったです」と安堵。

   最終的には吉野家が提案した5商品中4商品が「合格」の判定だった。伊東氏は「頑張って良いもん出そうとやっているのを見ている」と従業員思いの一面を覗かせ、涙を流す場面もあった。

   伊東氏の涙に、当時番組を見ていたツイッター上の視聴者からは「貰い泣きしそうになりました」「こんな人が上にいる企業素敵だなあ」「従業員想いの熱い人なんだろな」と感動の声が聞かれていた。

   しかし、今回の失言で先日の放送に注目が集まると、ツイッター上では「ちょっとビックリした」「なんか裏切られた気分」「あの感動は何だったんだ」などの声が聞かれた。

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