2022年4月20日のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のラストで放送された、主人公の母・比嘉優子(仲間由紀恵さん)のシーンに対し、視聴者からは「胸が痛い」との切実な反響があがっている。
お金の工面に苦労する比嘉家
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映されている今作。1964年、まだアメリカ統治下だった本島北部「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(稲垣来泉さん・黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す物語。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。
※以下、ネタバレを含みます。
夫・賢三(大森南朋さん)が急逝してから、女手一つで4人の子どもを育てる優子。工事現場で男性に交じって力仕事をする優子のため、子どもたちは家の手伝いなど協力して過ごすが、元々500ドルの借金を背負っているだけに生活は苦しさが増すばかりだった。
そうしたなか、子どもたちが通う学校の先生から給食費とPTA会費が未納であると告げられ、「すみません、すぐ... なるべく早く納めます」と謝る優子。熱を出した四女の歌子(布施愛織さん)をおぶって帰宅する道すがら、借金をしている親戚に偶然会うも「うちにもいろいろ都合がある」と冷淡な態度で返済を催促され、ここでも「本当にすみません」と頭を下げる。その夜、食事の支度をしている最中、突然息を切らし倒れこんでしまい... という展開となった。
踏んだり蹴ったりの比嘉家に追い打ちをかけるような、優子の不穏な幕切れ。視聴者からは心痛を訴える声がインターネット上で多くあがり、「ここで仲間由紀恵を失ったら我々視聴者のライフがゼロになってしまう......!」「どんどん悪い方向に進んでいるけど、ただ暗いだけの物語にはならなそうな気がするし、そうであってくれと願っている」「月曜からお父ちゃんの死、貧乏どん底... と胸が痛い展開で相当苦労するという以外、比嘉家の先行きが全く読めない」世界名作劇場ばりの不幸な展開の連続に怯えてます 不幸な展開が続くのはいやだぁ~」などと反響があがっている。